〜自分らしく・ありのままに〜
 障がい福祉サービス事業所

なかよし共同作業所                            


■ ガラスワーク製品ができるまで

なかよし共同作業所で製作しているガラス製品は、板ガラス(窓にはめ込むガラスのハギレ)や色ビン(ワインなどの)を使って製作するリサイクル製品です。板ガラスは城南区の原田ガラス店さんから、色ビンは地域の方々からいただいています。

@ ガラスをカットする。

      板ガラス(一般に窓ガラスに使われるもの)                 色ビン(ガラスチップ)
  

まず板ガラスを製作する製品の寸法に合わせてカットし、色ガラスを1cm程度のチップにカットします。カットする際は専用のガラスカッターを使います。カットは安全面から職員やボランティアさんがおこなっています。

A ガラスチップで装飾をする。

デザインパターンはある程度決まっていますが、配色等はなかまたちが自分たちで決めていきます。
    

カットした板ガラスにガラスチップを使いなかまたちが装飾をしていきます。ガラスカッターでカットしたガラスは断面が荒れていないため素手で持ったりさわったりしても安全です。それぞれのガラスの定着には透明ボンドを使用しています。

B 電気炉で焼成する(一次焼成)
一般的な家庭用陶芸電気炉です。      
離型剤を塗った棚板に乗せて焼成します。  

装飾が終わったガラスを今度は陶芸用の電気炉で焼成していきます。焼成することでそれぞれのガラスが完全に固着し、断面の角がなくなります。おおよそ0〜700℃を6〜7時間かけて焼成していき、まる1日かけて冷却していきます。

C 面取り、磨き上げ
                                                はしおき、マグネットはここで完成
    

焼成後のガラスには離型剤(電気炉の棚板と製品が固着しないようにするための溶剤)の残りかすや若干のバリが発生します。これらを取り除くために、サンドペーパーで製品を軽く磨き上げ、水洗いします。 *はしおきやマグネットのベースはここで完成です。

D 二次焼成(型押し)

     石膏型(お菓子のカップなど)        焼成前               焼成後
    

小鉢など、立体的な製品はを耐火石膏を使い型押しで二次焼成をおこない製作していきます。二次焼成は一時焼成より若干低い温度で焼成するのがポイントです。二次焼成後はCの工程を繰り返し製品が完成します。

E 完成

●これまで製作した製品・試作品たち

     

                   
  
     

  

●依頼を受けて製作した製品たち
 
     

  

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